最近の出来事
2012年11月10日突然ですが
僕は都心から少し離れた場所にあるバーを営んでいます。
そう言うと聞こえは良いが、実際はうだつの上がらぬ単なる雇われ店長の身である。
店もカウンター含め20席にも満たない小さなお店。
それでも様々な人が行き来するこの店を、少し気に入っていたり。
そんなある日
スッとシャープな印象の男性と白いフワッとした洋服を来た女性が来店した。(いきなり目を合わすのは失礼なので、始めはお客さんの腰あたりを見ます)
女性に
「え!?○○君。」と言われ
顔を上げた僕は
「や〜久しぶりだね」とかそんな様な事言いながら、頭の中を少し整理した。
僕がまだ会社に勤めていた頃(やめようかな、と考えてた時期)の話。その頃、毎週のように遊んでいた人が彼女でした。
といっても小・中と一緒で成人式を機会に二人で会うようになったのだが、お互い好きだったとは思うが(笑、お互い昔の幼い印象も拭えなくて意識的に一線は越えぬまま。…と言っても僕からすれば小学校の初恋相手でしたが。
はっきりしない僕の態度に少しずつ距離が開き
やがて僕に彼女が出来たのを皮切りに完全に疎遠になったのが5年前。
その後彼女は仕事の都合で県外へ越していったと風の噂を耳にしたが、何らかの理由でこっちへ帰ってきたとこなのだろう。
そしてたまたま、何も知らずにこの店を訪れたのだろう。
たったそれだけの事なのだが
少し驚いた。
一緒に来店された男性の方は感じが気配りの出来る方のようで、雰囲気的に飲食関係の方かな〜なんて勝手に思ってた。うちの従業員にも適切な態度で応対してくれていて好感を持てた。
彼ら(男性と彼女)から漂う中途半端な距離感にかつてを想いやきもきし、彼女にはこっそり強めのお酒を出したりもした。
恐らくは彼女から言い出したのだろう。
来店から小1時間あまりで二人は店を出て行った。当然僕と彼女が交わした会話も最初が最後だし、お互いがそうなる様にしていたと思う。気まずさが無い、と言ったら嘘になるし
二人が去ったその直後……
「魔がさした」という表現は少し可笑しいが、不意に二人の行く末が気になり、アルバイトの方に店を任せ(時間も遅くお客さんも少なかったので)
気が付けば制服のまま店の外へ出ていた。
店を出て左側
ガソリンスタンドの少し奥
距離にして3〜40mくらいの場所に
かつての僕らと同じ距離を保つ彼らの姿があった。
僕は二人に見つからぬ様
二人を見失わぬ様、ポケットにしまっていた眼鏡をかけ、そっと後をつけた。
途中何度か男性がこちらを振り返り、ドキッとしたのを覚えている。その度に「自分は何をしてるんだ」と思いながらも、漫画みたいに木の陰にピタッと隠れたりした。
彼女の実家はおそらくこの先を少しいった住宅街にある。
お邪魔した事はないが、同じ地区で集団下校をした記憶があった。
二人で実家の戸を叩くのか、それとも紳士的な男性は彼女を安全に家まで送り届けるだけのつもりなのか。
正直そのどちらでも構わないのだが、何故か無償に知りたくて
必死に後をつけた。ストーカーと言う言葉が頭を過ぎったし、言い知れぬ罪悪感もあった。それでも止められない、そういった感じでした。
途中にあった公園
街頭に照らされた二人がよく見えた。
その時、またも男性が立ち止まって辺りを見渡した。それに伴い彼女もキョロキョロとしていた。
「これはさすがにヤバイだろ!(暗いとはいえ制服だし)」そう思った僕は
気付いたら、店までの道を走って戻っていた。逃げ出した、に近い。
バレたかバレてないかは判らない。ただ僕が犯した行為は社会的に当然悪だし(二人に頑張って欲しいと切に想っただけとしても)、バレていないに超した事はない。
だがその結果以上に
あの張り詰めた緊張感が心地良かったのを覚えている。
自分がしていたことを疚しく思い従業員に悟られぬ様、店の少し手前で歩き始め
呼吸を調えながら店に戻った。
という、そういう話。
正確には
そういう夢を見た、という話。
夢とはいえ、設定の半分は本当だったし、心理描写も妙にリアルで
起きた後、なんとも言えない気分だった。
忘れぬ内に大まかな内容を何かに書きとめとこう、と思ったのでここに書きました。
※あ、一応。僕はバーテンダーなんて洒落た仕事はしてないですww
当然ストーカー気質も全くない。どちらかと言えばさばさばしている方。とは思ってたのだが…
……夢ん中でも同じ感じだったから恐ろしやwwあ〜コワコワ
まあ絶対ありえませんがね。
〜追記
起きた後部屋に散らかるRTRドラフトの残骸を見た時は、現実へ引き戻されると共に少しホッとしやした
僕は都心から少し離れた場所にあるバーを営んでいます。
そう言うと聞こえは良いが、実際はうだつの上がらぬ単なる雇われ店長の身である。
店もカウンター含め20席にも満たない小さなお店。
それでも様々な人が行き来するこの店を、少し気に入っていたり。
そんなある日
スッとシャープな印象の男性と白いフワッとした洋服を来た女性が来店した。(いきなり目を合わすのは失礼なので、始めはお客さんの腰あたりを見ます)
女性に
「え!?○○君。」と言われ
顔を上げた僕は
「や〜久しぶりだね」とかそんな様な事言いながら、頭の中を少し整理した。
僕がまだ会社に勤めていた頃(やめようかな、と考えてた時期)の話。その頃、毎週のように遊んでいた人が彼女でした。
といっても小・中と一緒で成人式を機会に二人で会うようになったのだが、お互い好きだったとは思うが(笑、お互い昔の幼い印象も拭えなくて意識的に一線は越えぬまま。…と言っても僕からすれば小学校の初恋相手でしたが。
はっきりしない僕の態度に少しずつ距離が開き
やがて僕に彼女が出来たのを皮切りに完全に疎遠になったのが5年前。
その後彼女は仕事の都合で県外へ越していったと風の噂を耳にしたが、何らかの理由でこっちへ帰ってきたとこなのだろう。
そしてたまたま、何も知らずにこの店を訪れたのだろう。
たったそれだけの事なのだが
少し驚いた。
一緒に来店された男性の方は感じが気配りの出来る方のようで、雰囲気的に飲食関係の方かな〜なんて勝手に思ってた。うちの従業員にも適切な態度で応対してくれていて好感を持てた。
彼ら(男性と彼女)から漂う中途半端な距離感にかつてを想いやきもきし、彼女にはこっそり強めのお酒を出したりもした。
恐らくは彼女から言い出したのだろう。
来店から小1時間あまりで二人は店を出て行った。当然僕と彼女が交わした会話も最初が最後だし、お互いがそうなる様にしていたと思う。気まずさが無い、と言ったら嘘になるし
二人が去ったその直後……
「魔がさした」という表現は少し可笑しいが、不意に二人の行く末が気になり、アルバイトの方に店を任せ(時間も遅くお客さんも少なかったので)
気が付けば制服のまま店の外へ出ていた。
店を出て左側
ガソリンスタンドの少し奥
距離にして3〜40mくらいの場所に
かつての僕らと同じ距離を保つ彼らの姿があった。
僕は二人に見つからぬ様
二人を見失わぬ様、ポケットにしまっていた眼鏡をかけ、そっと後をつけた。
途中何度か男性がこちらを振り返り、ドキッとしたのを覚えている。その度に「自分は何をしてるんだ」と思いながらも、漫画みたいに木の陰にピタッと隠れたりした。
彼女の実家はおそらくこの先を少しいった住宅街にある。
お邪魔した事はないが、同じ地区で集団下校をした記憶があった。
二人で実家の戸を叩くのか、それとも紳士的な男性は彼女を安全に家まで送り届けるだけのつもりなのか。
正直そのどちらでも構わないのだが、何故か無償に知りたくて
必死に後をつけた。ストーカーと言う言葉が頭を過ぎったし、言い知れぬ罪悪感もあった。それでも止められない、そういった感じでした。
途中にあった公園
街頭に照らされた二人がよく見えた。
その時、またも男性が立ち止まって辺りを見渡した。それに伴い彼女もキョロキョロとしていた。
「これはさすがにヤバイだろ!(暗いとはいえ制服だし)」そう思った僕は
気付いたら、店までの道を走って戻っていた。逃げ出した、に近い。
バレたかバレてないかは判らない。ただ僕が犯した行為は社会的に当然悪だし(二人に頑張って欲しいと切に想っただけとしても)、バレていないに超した事はない。
だがその結果以上に
あの張り詰めた緊張感が心地良かったのを覚えている。
自分がしていたことを疚しく思い従業員に悟られぬ様、店の少し手前で歩き始め
呼吸を調えながら店に戻った。
という、そういう話。
正確には
そういう夢を見た、という話。
夢とはいえ、設定の半分は本当だったし、心理描写も妙にリアルで
起きた後、なんとも言えない気分だった。
忘れぬ内に大まかな内容を何かに書きとめとこう、と思ったのでここに書きました。
※あ、一応。僕はバーテンダーなんて洒落た仕事はしてないですww
当然ストーカー気質も全くない。どちらかと言えばさばさばしている方。とは思ってたのだが…
……夢ん中でも同じ感じだったから恐ろしやwwあ〜コワコワ
まあ絶対ありえませんがね。
〜追記
起きた後部屋に散らかるRTRドラフトの残骸を見た時は、現実へ引き戻されると共に少しホッとしやした
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